太田さやか筆文字工房 墨技

コラム

シンプルな文字ほど難しい

これまでいろいろな文字やロゴを書いてきましたが、
やはり画数が少ない文字が普通に書くのもロゴにするのも難しい気がします。

画数の多い文字は一見難しそうですが、実はパーツが多いほど
それぞれが助け合えるので(言い方は悪いですが)ごまかしが効きます。
画数の少ない文字はそのごまかしが効きません。

例えば漢字の「一」。
とある著名な書家が「切ったら血しぶきが吹き出すような一を書け」
という言葉を残されています。

それは究極ですが、シンプルな文字やロゴにこそ
ある意味、文字力や魂のようなものが必要なのかもしれません。

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カリグラフィーデザイナー 太田さやか

カリグラフィーデザイナー 太田 さやか

福岡市内2社のデザイン会社でパッケージデザイナーとして勤務した後、2005年「太田さやか筆文字工房 墨技」を設立。同年より独立書人団 岡 桑玄氏に師事し、本格的に古典書道の臨書も学ぶ。カリグラフィーデザイナーとして商品タイトルや店舗ロゴ、映像などの広告媒体全般に使用される商用の筆文字を数多く手掛ける。また、飲食店などの商用空間を彩るインテリア書作品や企業の経営理念、社訓、社是などの受注制作も行う。2007年にはプロ養成の「デザイン書道スクール」を開講。次世代を担う若手を育成する傍ら、様々なイベントや作品展を通してデザイン書のさらなる普及に努め活動中。