太田さやか筆文字工房 墨技

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デザインのこと

文字デザインのヒント

少し前にアンビグラムのお仕事をいただきました。
はじめてのことだったので、普段の筆文字ロゴではありえないほど
考えました(笑)
こういうのが閃きやすい人って、数学の図形問題などが得意な人なのかも。

アンビグラムとは、ある文字(一文字、単語、文も含む)を本来の向きで
読めるだけでなく、回転させたり鏡像にしたりなど、違う見方をしても
読める文字アートのことで、最近流行ってますよね。
同じ言葉になるものもあれば、逆の意味の言葉になったり、
漢字が英文字に変化していくものなど、その種類はさまざまのようです。
考え方のコツとしては、相対する造形の中に何らかの共通点を見いだせると
関連づけがしやすそうです。
例えば画数や線の数、部首の形など…。

アンビグラムではないですが、面白い文字デザインをみつけました。

こういう考え方と少し似ているのかな。
文字のどことどこを繋げるのか?どの線を省略、または共有するのか?などなど。
しかも出来るだけ無理がなく、一定のリズムがあり、
且つ、出来上がったものが美しくないといけない。
どちらにせよ、想像力とバランス力、確かな観察眼が重要なのでしょうね。

基本的に筆文字ロゴは逆さにしたり、回転させる必要はないけれど、
筆文字デザインにも当てはまる部分があるなぁと
改めて考えさせられたのでした。





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整えすぎないこと

ファッション誌やメディアでも最近よく見たり、
聞いたりする言葉に『ヌケ感』というのがあります。
完璧なスタイルに、どこかちょっと
外したアイテムをプラスすることで雰囲気を和らげたり
新たな魅力を見い出したりということだと思います。
まぁ、気持ちはわかりますが、なんでもかんでもヌケ感、ヌケ感って、
ヌケ感て言えばいいと思って…!
というように、あんまり好きな言葉じゃなかったのですが。

筆文字の仕事を始めてもう20年以上経ちます。
有り難いことにたくさんのお仕事をいただき、
キャリアも積んで来たつもりです。
でも未だになかなか克服できない部分があります。
私、整えすぎちゃうんですよね。文字の形とか。
いわゆる『ヌケ感』が足りないのかな。
日々の生活においてはそうでもないのですが…(結構おおざっぱ 笑)
筆文字のことになると、いい意味でも悪い意味でも完璧主義なのです。
これが逆に表現の可能性を妨げているのではないかと
思うところが出て来て。

確実な仕事をすることは大前提として
文字構成やバランスなどはきちんと押さえながらも、
デザインにはいい意味でのヌケが必要なのだと思います。
見た人に想像する余地を残すというか。

これが自分の課題だなぁと思う、今日このごろ。

ただ、ファッションにおいてのヌキ襟はやっぱりキライです(笑)




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ネーミングの力

すばらしいネーミングの枝豆を見つけました。
どぎつい紫色のラベルもあっぱれです。
ついつい買いたくなる、ハンパないこの訴求力。
「百笑屋」お店の名前もいいですね。

熟女?の私も思わず飛び付いてしまいました。

糸島、バンザイ!!

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デザインしない

大好きなカルディで久しぶりにパケ買いしてしまいました。


「いのち・りんご」
ふわふわのスポンジケーキの中にシャキシャキ食感の
りんごの果肉入りソースとカスタードクリームが入ってます。
食べたかったわけじゃないけれど、ついつい買ってしまった♪
美味しいりんごの産地、青森県のお菓子です。

過剰なデザインはないのに、妙に購買意欲を掻き立てられるシンプルなパッケージ。
いのちの手書き文字、りんごのワンポイント、色づかい、全部いい。
一見デザインしてなさそうで、多分すごく考えて作られていると思います。

そういうものに、わたしもなりたい。


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教えるということの責任


天神でプロ養成のスクールを始めて11年目、
糸島で趣味のデザイン書教室を始めて10年目。
単発の講座などを含めると、これまで本当にたくさんの人にデザイン書を教えてきました。
最近、つくづく「人にものを教える」ということの難しさを感じています。

生徒さんはみんな個性も違うし、レベルも違う。
そして学ぶことに対しての熱量にもそれぞれ差があります。
それにどうしたら正しく対応していけるのか…。
一人よがりになってないか、押しつけになっていないか。
ある意味、教えすぎていないか…。
日々悩むところですが、始めてしまったからには後戻りはできません。

教えることは同時に自分が学ぶこと。

10月には糸島のデザイン書教室の作品展も控えています。
みんなを否定せず、でも妥協せず、共に高みを目指したい。




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細部まで

以前にもブログに書いた天神のペーパーロードさん。
さながら紙の博物館といった趣のお店。
見るだけでも楽しめます。
高級な紙が多いのですが、中には小さいサイズのお手頃なものもあり。
日本の伝統文様や小紋などの柄は色使いやトリミング、額との合わせ方で
洋にも和モダンにも使えるのです。
よく作品を持ち込んで店員の方に相談していますが、
いつも親身になって、私の面倒な注文につきあってくださいます。
作品展にも足を運んでくださったり、ありがたいです。

ここはなにもかもがセンスが良くて、紙を買った時に包んでくださる
赤い包装紙でさえ素敵でもったいないので表装につかっちゃったりしています。
先日ぼかし柄の小さい和紙のセットを買った時に入れていただいた
袋がまたまたいい感じだったので。


英文字のロゴが入っているえんじ色の部分はちぎり紙を
クラフト地の袋に貼り合わせてあります。
これ手作業なのかな?わからないけど、大量生産ではなさそうです。

紙技。の文字も効いています。
こういうところにまで手を抜かない企業姿勢、すばらしい。




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明治の企業力

2016年の9月に発売された明治のTHEチョコレート。


初めて店頭で見た時に
「パッケージ、かっこいい〜〜Fuu!!」と思ってついついパケ買いしたものです。
これまでのチョコレートのパッケージにはなかった色使いと
シンボリックなパターンと色展開の美しさ、シンプルで斬新、且つ秀逸なデザイン。
もちろんパッケージのみならず、商品の品質や味自体も世界の栄誉ある賞を
受賞しているまさにチョコレート界の異端児なのであります。

先日コンビニで基本の6種類の味が一箱に集まった6COLLECTIONSなるものを発見!!
またまた買ってしまった。。。


箱を開くと…なんということでしょう!!
チョコレートのパッケージというより、なんかプラモデルの箱の中身のようです。
しかもチョコレートは各1枚づつしか入っていないという…。


面白い展開になんか得したような、でも入り数が少ないから損したような、
いい意味で複雑な気持ちになりました(笑)
これだけのことにここまでする明治さん、流石です。

大手の企業力、恐るべし。


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ヒントは日常の中に

美容院で見たファッション誌の中に綺麗なパッケージデザインがありました。
なにかと思ったら柔軟剤。
外国の商品のような雰囲気のデザインです。
柔軟剤のデザインも時代が進むにつれて変容しています。
この左端のボトルの布地のドレープ感や色合いが美しい。
忘れないうちに写メ!




こちらは、来年成人式を迎える娘宛の晴れ着レンタル会社からのセールスで
届いた振り袖カタログの表紙。


次々に届いて正直めんどくさいのですが
中にはとても素敵なデザインのものもあります。
この古典柄、正統派且つ大胆。モデルさんもかわいい。
年賀状の仕事でいろいろな花イラストやパターンを作る時に
色合いや構成など、とても参考になります。
やはり日本古来からの図案は素晴らしい!

そう考えれば、なんでもまんざら無駄じゃない。



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表装までが作品

今書いている書の展覧会の作品の表装に使う紙を
選びに天神の昭和通り沿いにあるペーパーロードさんに行きました。

ここはさながら紙の博物館。

和紙をはじめとして世界各国のさまざまな紙が
揃っているセレクトショップで
紙以外にも和モダンでセンスがいい和小物などもあり、
とても素敵なお店。
以前から自分の作品の背景に使う和紙や洋紙などを時々購入しています。
ここの紙はうまくマッチングすると作品がグレードアップするんですよね。
孫にも衣装と言いますが、本当に表装は大事です。

お店のオーナーの方もとてもセンスがよくて
作品や額を持って行くと、それに合った紙をいろいろと提案してくださいます。
中にはこんな合わせ方もあるのか!と勉強になったり。


しかし、なんせ高い!
中には1枚1万円の1点ものの紙などもあり、びっくり!!

今日も長時間悩んだ末にちょっと冒険だけど素敵な紙を手に入れました♪

……あとは、肝心の作品たい!!


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アイデアに脱帽!

2019年に向けてカレンダーを作りたくて思案中です。
もちろん「筆文字」を生かしたカレンダー。

よくある素敵な言葉を書きました、的なものではなくて
ちょっとユーモアがあって、
インパクトがあって、且つ筆文字の力が感じられる
画期的な見せ方はないものだろうか。。。。
と、アイデアの切り口を模索していたら
面白いカレンダーを見つけました。



時の儚さを肌で感じる「日めくり」ならぬ「日っぱり」カレンダー。
数字が1本の糸で縫われていて、一日ごとに数字が
ほどけて消えてゆくというもの。
2015年のコクヨデザインアワード受賞作品だそうです。

カレンダーの名前は「儚く、美しく」
素敵♪
1日1日の大切さが身にしみます。

…いかんいかん!早よ、仕事しよ!

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