太田さやか筆文字工房 墨技

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整えすぎないこと

ファッション誌やメディアでも最近よく見たり、
聞いたりする言葉に『ヌケ感』というのがあります。
完璧なスタイルに、どこかちょっと
外したアイテムをプラスすることで雰囲気を和らげたり
新たな魅力を見い出したりということだと思います。
まぁ、気持ちはわかりますが、なんでもかんでもヌケ感、ヌケ感って、
ヌケ感て言えばいいと思って…!
というように、あんまり好きな言葉じゃなかったのですが。

筆文字の仕事を始めてもう20年以上経ちます。
有り難いことにたくさんのお仕事をいただき、
キャリアも積んで来たつもりです。
でも未だになかなか克服できない部分があります。
私、整えすぎちゃうんですよね。文字の形とか。
いわゆる『ヌケ感』が足りないのかな。
日々の生活においてはそうでもないのですが…(結構おおざっぱ 笑)
筆文字のことになると、いい意味でも悪い意味でも完璧主義なのです。
これが逆に表現の可能性を妨げているのではないかと
思うところが出て来て。

確実な仕事をすることは大前提として
文字構成やバランスなどはきちんと押さえながらも、
デザインにはいい意味でのヌケが必要なのだと思います。
見た人に想像する余地を残すというか。

これが自分の課題だなぁと思う、今日このごろ。

ただ、ファッションにおいてのヌキ襟はやっぱりキライです(笑)




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