太田さやか筆文字工房 墨技

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作品に責任を持つ

はるか昔、小学生の頃、故・兵頭健吾さんという佐賀県小城市(その当時は町)
在住の画家に油絵を習いにいっていました。
天山や小城の田園風景などをメインに書かれる画家で、有名な方でした。
そんな先生にマンツーマンで教えてもらっていたので、今考えるととても贅沢ですね。
結局、絵の道には進んでいないですけど。。。

いまでも先生のアトリエの風景や油絵の具の匂い、
先生が休憩時間に入れてくださったブランデーを垂らした香りのいい
コーヒーの味(小学生に飲ませちゃダメやろ、先生…笑)を思い出します。
どういう経緯でその先生に絵を習うようになったのか、まったく記憶にありませんが、
お稽古の日がとても楽しみだったことだけははっきりと覚えています。
その先生がいつも言われていたのは、
「額に入れてよく見える作品がいい作品だよ」
そう言って、私の書いたシクラメンの絵をアトリエにあった額に入れてくださいました。
私のつたない絵が、パッと明るく見えました。
絵も書も同じ。表装ひとつで作品は良くも悪くもなるから。

「自分の作品には最後まで責任をもって接してやらんといかん」

仕上がった作品の表装を考えるとき、先生の言葉が生きています。




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