太田さやか筆文字工房 墨技

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つぶやき

作品に責任を持つ

はるか昔、小学生の頃、故・兵頭健吾さんという佐賀県小城市(その当時は町)
在住の画家に油絵を習いにいっていました。
天山や小城の田園風景などをメインに書かれる画家で、有名な方でした。
そんな先生にマンツーマンで教えてもらっていたので、今考えるととても贅沢ですね。
結局、絵の道には進んでいないですけど。。。

いまでも先生のアトリエの風景や油絵の具の匂い、
先生が休憩時間に入れてくださったブランデーを垂らした香りのいい
コーヒーの味(小学生に飲ませちゃダメやろ、先生…笑)を思い出します。
どういう経緯でその先生に絵を習うようになったのか、まったく記憶にありませんが、
お稽古の日がとても楽しみだったことだけははっきりと覚えています。
その先生がいつも言われていたのは、
「額に入れてよく見える作品がいい作品だよ」
そう言って、私の書いたシクラメンの絵をアトリエにあった額に入れてくださいました。
私のつたない絵が、パッと明るく見えました。
絵も書も同じ。表装ひとつで作品は良くも悪くもなるから。

「自分の作品には最後まで責任をもって接してやらんといかん」

仕上がった作品の表装を考えるとき、先生の言葉が生きています。




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なかなか…

朝型に切り替えると豪語していましたが
なかなかそういうわけにもいかず、今2:37…
何時に寝ても起きる時間は同じなので、もっと自分を労らねば!


少し前に行った熊本旅行の朝食時に料理の下に敷いてあったランチョンマット。
熊本の特産物などがさらっとかわいいイラストで描かれていて楽しいですね。
村井健太郎さんというイラストレーターの方が描かれているようです。
私が全部器をどけて写真を撮ってたので、給仕の方が不思議そうに見てました(笑)

こんな仕事、楽しそうだな♪



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糸島の春

先日、仕事の打合せで唐津へ。
その帰り道に福間にある生産者直売所「福ふくの里」へ寄り道。
ここは糸島の新鮮な魚介や野菜、フルーツやスイーツ、
花までなんでも揃う人気の直売所です。
遠いのでめったには行きませんが、なかなか良いところ。
で、ここの見所はこの時期もうひとつあって
今は菜の花と河津桜が満開です。
ピンクと黄色のコントラストがすばらしい。

河津桜はふつうのソメイヨシノなどよりちょっと早めに咲く桜です。
ピンクが濃くてとても綺麗!

一面の菜の花畑。美しさは鉄板ですね!

糸島の春、いいですね。。。


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そそられる…

六本松駅のすぐそばにある「チチル&シシリ」
ネパール・インド料理のレストランで、以前から気になるお店だったのですが
最近外観がリニューアルされてて、なんと店名が「宇宙脳レストラン」に変わってました!!


いったい宇宙脳とはなんぞや!?
インドやネパールとどう関係しているのか!?

これはもう行って確かめるしかないでしょう!






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墨の色

105歳の美術家、篠田桃紅さんの本に
墨の色は「黒」ではなく「玄〜げん〜」だ、という人がいると書かれていました。
これは中国の老子の言葉とのこと。
玄の意味は人生と宇宙の根源、つまりあらゆることの初めと終わりであると説いています。
玄人(くろうと)という言葉がありますが、これは玄の道を極めた人という意味だそう。
墨が玄の色といわれるのは、墨は何回重ねても真っ黒にはならないから。
(見た目には真っ黒に見えますが…)
墨は塗り重ねても決して闇にはならずに1点の明るさを残す。
そしてその最後の1点は自然や宇宙など
人の手の及ばない何か大きな力によって加えられるべきものであると。
なんだかとても崇高なお話ですが、いわんとしていることは
凡人の私でもなんとなく理解は出来ます。
真の玄人は何もかもやり尽くしたりしないということなのでしょう。
完全な仕事に見せるけれども決して完了にはさせない。
いい意味での余地を残すことの大切さ…。

文字デザインにおいても云えることだと思いました。



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祝 成人

今日は、成人式。
早朝から娘の振り袖の着付けに同伴。
着付けが終わるまでの待機中に 
こんな冊子をいただきました。
娘が生まれた年から、小学校、中学校入学の
節目の年に起こったさまざまな社会的な出来事を
写真を交え、まとめてあります。


こういう計らいはいいですね。

読みながら、この20年のことをいろいろと思い出しました。
娘も4月からいよいよ社会人。
改めて時の流れの速さを感じます。
私も年とるわけだ…。

平成最後の◯◯〜というのが枕詞のように
使われている今日この頃ですが、
新しい元号となる2019年は
どんな年になるのでしょう?

とても楽しみです。



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そこに自分はあるか

年末年始で帰省した時に
俳句をやっている父といろいろと話をしました。

俳句は「雨が降る」とか「夕日が赤い」「星が綺麗」などと
あたりまえのことを詠ってはいけないそう。
直接的な言葉を使わずに5・7・5のわずか17音の中で
物事を的確に、また広がりを持たせて表現するのは、
豊富な知識や語彙力、観察眼、果てしない想像力が必要な気がします。
書に例えるなら、息を止め、全神経を傾け
大きな大きな筆のごくごく先端に意識を集中させて米粒に文字を書くようなもの、かな?
ちょっと違うか…!?(笑)

それから、これが一番大事なこと。
父曰く「俳句は己を詠む文学である」。
へぇ~そうなんだ。
風景や季節を詠んでも、必ずそれだけで終わらせない。
その中に自分の思いや考えなどが介在しているのが俳句である、と。
なるほど、そう言われればデザイン書でも同じ部分があるのかも。
筆文字ロゴの仕事はクライアントがあってのものなので
もちろん自分の好き勝手には書けないけど、
どんな内容であれ、文字には自分のセオリーや思想が入っていなければならない。

静かなる自己主張。

クライアントの要望と自分の思い。
これが上手くかみ合った時に本当の意味で喜んでもらえる作品ができるのかも。
もちろん、どんな仕事にも言えることだと思いますが。

あらためてそんな気づきをもらったお正月でした。


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