太田さやか筆文字工房 墨技

ブログ

墨の色

105歳の美術家、篠田桃紅さんの本に
墨の色は「黒」ではなく「玄〜げん〜」だ、という人がいると書かれていました。
これは中国の老子の言葉とのこと。
玄の意味は人生と宇宙の根源、つまりあらゆることの初めと終わりであると説いています。
玄人(くろうと)という言葉がありますが、これは玄の道を極めた人という意味だそう。
墨が玄の色といわれるのは、墨は何回重ねても真っ黒にはならないから。
(見た目には真っ黒に見えますが…)
墨は塗り重ねても決して闇にはならずに1点の明るさを残す。
そしてその最後の1点は自然や宇宙など
人の手の及ばない何か大きな力によって加えられるべきものであると。
なんだかとても崇高なお話ですが、いわんとしていることは
凡人の私でもなんとなく理解は出来ます。
真の玄人は何もかもやり尽くしたりしないということなのでしょう。
完全な仕事に見せるけれども決して完了にはさせない。
いい意味での余地を残すことの大切さ…。

文字デザインにおいても云えることだと思いました。



Posted in つぶやき コメントをどうぞ

祝 成人

今日は、成人式。
早朝から娘の振り袖の着付けに同伴。
着付けが終わるまでの待機中に 
こんな冊子をいただきました。
娘が生まれた年から、小学校、中学校入学の
節目の年に起こったさまざまな社会的な出来事を
写真を交え、まとめてあります。


こういう計らいはいいですね。

読みながら、この20年のことをいろいろと思い出しました。
娘も4月からいよいよ社会人。
改めて時の流れの速さを感じます。
私も年とるわけだ…。

平成最後の◯◯〜というのが枕詞のように
使われている今日この頃ですが、
新しい元号となる2019年は
どんな年になるのでしょう?

とても楽しみです。



Posted in つぶやき コメントをどうぞ

HOTひと息

糸島の国道202号線沿いにある自家焙煎のコーヒーショップ、
COFFEE UNIDOS(カフェ ウニドス)

いつも出先ではセブンの100円コーヒーをよく飲みますが
たま〜には、プチ贅沢。
ここのコーヒー、とても美味しいです。


糸島には美味しいコーヒーショップがいくつも点在しています。
コーヒー好きの私にはうれしい♪





Posted in 美味しいお気に入り コメントをどうぞ

そこに自分はあるか

年末年始で帰省した時に
俳句をやっている父といろいろと話をしました。

俳句は「雨が降る」とか「夕日が赤い」「星が綺麗」などと
あたりまえのことを詠ってはいけないそう。
直接的な言葉を使わずに5・7・5のわずか17音の中で
物事を的確に、また広がりを持たせて表現するのは、
豊富な知識や語彙力、観察眼、果てしない想像力が必要な気がします。
書に例えるなら、息を止め、全神経を傾け
大きな大きな筆のごくごく先端に意識を集中させて米粒に文字を書くようなもの、かな?
ちょっと違うか…!?(笑)

それから、これが一番大事なこと。
父曰く「俳句は己を詠む文学である」。
へぇ~そうなんだ。
風景や季節を詠んでも、必ずそれだけで終わらせない。
その中に自分の思いや考えなどが介在しているのが俳句である、と。
なるほど、そう言われればデザイン書でも同じ部分があるのかも。
筆文字ロゴの仕事はクライアントがあってのものなので
もちろん自分の好き勝手には書けないけど、
どんな内容であれ、文字には自分のセオリーや思想が入っていなければならない。

静かなる自己主張。

クライアントの要望と自分の思い。
これが上手くかみ合った時に本当の意味で喜んでもらえる作品ができるのかも。
もちろん、どんな仕事にも言えることだと思いますが。

あらためてそんな気づきをもらったお正月でした。


Posted in つぶやき コメントをどうぞ

箱根駅伝を熱く語る!

箱根駅伝が大好き!!

毎年特別な用事がない限り、これだけはほとんど欠かさず
往路、復路ともテレビの前に張り付いて観ています。
箱根駅伝は今やすっかりお正月の風物詩となり、
一部始終がテレビ中継で放映されています。
でも、この熱い戦いは本番の2日間だけではありません。
どの大学の選手たちも、この日の為に一年間惜しみない努力を続け
チーム内での熾烈な競争を勝ち抜き、この大舞台を最高のコンディションで
迎えるということがどれだけ難しいことなのか…。
ここまでのプロセスにこそ、本当の意味でのドラマがあるのだと。

残念ながら、青山学院大学の5連覇は達成されませんでしたが、
復路の追い上げには、やはり底力を見せつけられました。
流石です。

すべての大学の選手のみなさん、関係者のみなさん、本当にお疲れさまでした!
今年も感動をいただきました。
本当に毎年、自分も頑張らねばという思いにさせられます。
ありがとうございます。

墨技はこれからも箱根駅伝を応援してまいります!!
(個人的にですが。。。笑)




Posted in 日常のこと コメントをどうぞ

新年のごあいさつ

新しい年のはじまりです!
皆様にとって、素晴らしい一年となりますように。

Posted in 日常のこと コメントをどうぞ

年末年始のお休みについて

本日、今年最後のデザイン書教室を終えました。
生徒のみなさんに、来年はもっと自由な発想で自分の作品を作っていけたらいいですね…
という話をしてきたところです。
私はプロ養成の教室と趣味でデザイン書を楽しむ教室と
2種類の教室を持っています。2つの教室は目的や勉強内容は違えども
「自由な発想を持つ」はどちらにも言えること。

自分自身のことはといえば、お客様あっての仕事なので、
いろいろ制約はありますが、アイデアの段階でも出来るだけ
こうあらねばならないというような枠にとらわれずに臨みたいものです。

墨技は12/29(土)から1/3(木)までお休みをいただきます。
その間にいただいたお問い合わせに関しては、1/4(金)より
返信させていただきますので、どうぞご了承ください。



Posted in 未分類 コメントをどうぞ

日本のデザイン書道家 発売

マール社から、「日本のデザイン書道家」という書籍が発売されました。
私もデザイン書道家のはしくれでございますので、掲載されております。


それにしても、同業者って多い…。ここに載ってる作家だけではないでしょうから
多分、星の数ほど。
デザイン書道家 戦国時代。
有名だからいい、無名だからダメだということではない。
この中で指名される存在になるには、やはり他とは違う「何か」が必要ですね。
どこかで見たような文字ではなく、見た瞬間目に焼き付くような強烈な個性。
多かれ少なかれ、みんなそれを目指していると思います。
きっと、文字の上手い下手とは関係ないものです。
それは何の世界でも同じですね。

でも、忘れてならないのは何よりクライアントに喜んでいただけること。
それが全てです。




Posted in デザイン書のこと コメントをどうぞ

文字デザインのヒント

少し前にアンビグラムのお仕事をいただきました。
はじめてのことだったので、普段の筆文字ロゴではありえないほど
考えました(笑)
こういうのが閃きやすい人って、数学の図形問題などが得意な人なのかも。

アンビグラムとは、ある文字(一文字、単語、文も含む)を本来の向きで
読めるだけでなく、回転させたり鏡像にしたりなど、違う見方をしても
読める文字アートのことで、最近流行ってますよね。
同じ言葉になるものもあれば、逆の意味の言葉になったり、
漢字が英文字に変化していくものなど、その種類はさまざまのようです。
考え方のコツとしては、相対する造形の中に何らかの共通点を見いだせると
関連づけがしやすそうです。
例えば画数や線の数、部首の形など…。

アンビグラムではないですが、面白い文字デザインをみつけました。

こういう考え方と少し似ているのかな。
文字のどことどこを繋げるのか?どの線を省略、または共有するのか?などなど。
しかも出来るだけ無理がなく、一定のリズムがあり、
且つ、出来上がったものが美しくないといけない。
どちらにせよ、想像力とバランス力、確かな観察眼が重要なのでしょうね。

基本的に筆文字ロゴは逆さにしたり、回転させる必要はないけれど、
筆文字デザインにも当てはまる部分があるなぁと
改めて考えさせられたのでした。





Posted in デザインのこと コメントをどうぞ

クリスマスのしつらい

急に冬らしい寒さがやってきました。
冬は苦手ですが、気温が低くなって感じる澄んだ空気感は好きです。
玄関先にクリスマスらしいシンプルな飾り付けを。。。


金墨汁でラフに塗った背景をバックに
Merrychristmasの墨文字をツリーに見立てて。

今年も残り3週間ほど。
なにかと忙しい年末ですが、頑張らねば!!




Posted in 日常のこと コメントをどうぞ